Thursday 24 November 2011

集英社文庫「3センチヒールの靴」Work:The Book cover illustration


2011.11.18発売 集英社文庫「3センチヒールの靴」谷村 志穂
カバーデザイン 成見紀子
イラストレーション おおやまゆりこ

集英社文庫から発売の小説の表紙のイラストレーションを担当させていただきました!


[内容紹介]
恋で切り離せない心と体の記憶を描く短編集
恋愛において切り離せない、心の記憶と体の記憶が交差する瞬間。何年たっても鮮明に蘇る場面や、心にまとわりつく苦い言葉などをモチーフに、さまざまな女性たちの少しビターな恋を丹念に綴る17編。

ひとり分の夕食を作ってドラマを見ながら食べ、12時前に寝る、規則正しいが華やぎのない29歳の毎日。ふと人恋しくなり、合コンで出会った男に電話してしまう「3センチヒールの靴」。
彼が持ってきたワインと同じ瓶を親友の部屋で見つける「赤と白のワインの空き瓶」。
気がねなく誘えて恋の悩みも話せる男友達との関係を描く「冬休みを前に」など、大人になっても恋上手になれない女たちを描く17篇。(BOOK データベースより)


実は私は本格的にイラストレーターやデザイナーとして動き出してまだ日が浅いのですが・・・
文庫の表紙でしかも恋愛小説は絵を描き始めてから私の憧れだったので、今回このお仕事のお話があったとき飛び跳ねるほどうれしく思いました。
しかもこのビターな雰囲気。書店でご覧頂ければわかると思うのですが、帯に「自分だけ幸せをつかみ損ねていていると、泣きたくなった夜はありますか?」と書いてあって、なんというか、幸せになりたいと願いつつも、幸せになりきれずにもがく現代の女性に寄り添うかのような、切ない空気がします。


そんな空気をイラストレーションで表現できていたら幸いです。
書店で是非手にとってみてください。